めちゃしんどい…
なんでこんな日に限って風邪ひくねん…
結局あれから錦戸の実家で寝て…
気付いたら暗くなってた!
『なんで起こさへんねんっ』
『だってまだちょっと熱いし…』
『大丈夫や!』
タクシーでのマンションに戻った
花火は始まってたけど
少し気分を落ち着かせるために
花壇に腰掛けてポカリを飲んだ…
そか…俺ら1週間前にここで…
1週間前…久し振りにと二人で外で会う約束をした…
そんな事ホンマに久しぶりで前日はあえて実家に戻った
夜…からのメールで
2004年07月xx日AM0:08
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明日楽しみやな♪
ドキドキして寝れへん…(笑)
接し方を忘れた俺に
冷たい態度をとり続けた俺に
なんでこの子はこんなにまっすぐな感情をぶつけてくるんやろうと
愛しくなった…
俺もたいがい浮かれてて…早めに待ち合わせ場所に行った
そこにはガードレールにもたれて俯き携帯を見つめてるがいて…
少しの間声もかけずにを見てた…
気合の入った髪型と見たことのないワンピース…
ミナミで買い物をして…
少し遅めの昼ごはん食って…
夕方にはのお気に入りのカフェでコーヒーを飲んだ…
他愛もない会話をして…
笑いあう…
こんなに楽しい二人が戻ってくるとは正直思ってなくて
このままこうしてずっと生きていければと思った…
でもちゃんと話しておきたかった…
今まですばるの事を気にし過ぎてた事や
恥かしくて…言葉足らずで…強がった事を…
分かってくれてると信じてるけど
俺の声で俺の言葉で話してまた1から始めよう…
『話したい事があるねん』
そう言ったっきり次の言葉が出てこんくて
長い時間沈黙ができたり違う話になったり
繰り返してるうちに家の下について
『なんかなんて言ったらいーか分からん…』
そう言う俺の隣に座るは
まっすぐ俺の目を見て
『今年も花火一緒に見れるんやったら手つないでーな』
俺の身勝手な想いのせいでいっぱい傷つけたのに
そうなった経緯も
今思ってる事も
これからどうしたいかも
まるで見透かすような
微笑みで…
何があってもこの子を幸せにしやなアカンのじゃないかと思った…
絶対に今日は花火一緒に見たい…
誰にも気付かれんようにそっと手を繋いだなら
きっと俺達これから何があっても
乗り越えていける…
いつもそばで笑い続けてくれてたに少しでも安心を与えてあげれるなら…
そや…
『急ごっか…錦戸…に何も言うなよ…』
『はい…』
ドアを開けてリビングに入った…
でもそこで
俺は
見てはいけないものを見てしまった…
ベランダの手すりにもたれて並んでる…
あいつらの一番はしっこで
手を繋ぐ
と
すばる…
後姿ではっきりと分からんけど笑えてないと
すこし怒りがこもったすばるの肩…
『錦戸…お前花火見てけ…』
『横山くん…なんかわけあるんですって…ちゃんと風邪ひいて寝てた事言いましょうよ…』
『もうええわ…』
必死にとめる錦戸をふりきって靴をはく…
錦戸の言う通りわけがあるはずや…
もしかしたら俺が遅かったからが不安に思ったのかもしれん
錦戸の言う通り風邪ひいてた事言ったら良かった…
大丈夫?ってまた大きな優しさで包んでくれたかもしれん
フラフラ街を歩いた…
こないだと歩いて楽しかった街並みも
熱のせいか歪んで見えて…
喉が渇いてポケットの小銭を探したら
から預かった手紙が出てきた…
それは高校の卒業式の前日4人で書きあった手紙で…
今更やし個々で手紙を抹消しようって話になったのにの
『あの頃の自分らうらぎるみたいで嫌や』って言う一言で結局それぞれの宛て主に渡す事になった…
読むのん…忘れてた…
半分に折り曲げた封筒を開いたら
懐かしいくせのある字が
精一杯の18歳のすばるが
切なかった…
大好きで
大好きで
例えばどんな事をしてでも
誰かを傷つけても
欲しい人がいて…
でも…どんだけ
大好きで
大好きでも
傷つけれん守りたい大切なものがあるとしたら…
それはお前やから
すばる…
お前は今でも
俺の事を
そう思ってくれますか?
大好きな人を
少しの捨てきれへんプライドのせいで
ことごとく悲しませてますが…
俺の事を
大切に思ってくれますか?
20091214訂正