本当は横山くん…どうしたいんやろ…

『横山くん昼飯連れてって下さいよー』

『ぬあぁ?…あぁ…錦戸かー…ええでー 割り勘な…』

なっ…

まー…しゃーない…

イスに座ったまま仰け反って俺を見てる横山くんを

どうしても最近見てれんようになってしまって行動をおこした

俺から誘うなんて不自然やけど

でも不自然なくらいがちょうどいい

ちょっとは周りが心配してる事気付けばいいねん

仕事が終わって二人で出た

横山くんは疲れてるんか口をとがらしたまま目が虚ろや…





『あの…』

虚ろな目と片眉を少し上げて何?って顔をしてる…

『横山くん…とうまくいってないんですか?』

『…そう見える?』

『え…まぁ…』

『錦戸さー…すばるの気持ち知ってるんやろ?』

『…すばるくん?…え?なんですか?…しっ知らないですよ…』

『ええよ隠さんで…丸から聞いたやろ?あいつ盗み聞きしてたもん…どうせ黙ってられへんで喋っとるやろ…規則違反や!』

ばれてるやん…

まぁええわ…

『すばるくんの事好きなんですか?』

『そ…うや…』

…ホンマ…やったん…や…

ちょっとショックやな…

『俺さー…す…すばると…はぁはぁ…あれ?…』

赤い顔してるなー思たら息があらくなって

『横山くん!』

イスから転げ落ちた

横山くんを抱えたら…

『うわっ!横山くん熱あるやんかっ』

『え?…あーなんかしんどいと…思ったー…フラフラするわー…』

に電話…しやな

俺が携帯を取り出したら

には言わんとってーな』

アホちゃうか…

心配かけたくないから…とか言うんやろ…

いつもそうや

俺はいいから…俺は大丈夫やから…

『今日夜…花火大会やろ…』

あぁ…そうや…昨日内が言ってた…

毎年楽しみにしてるもんなー…

『ただの風邪やし…夕方までちょっと寝たら…ましになると思うから…』

『分かりました…ほんなら俺んちで寝ててくださいよ…横山くんの実家戻るより近いし』




タクシーに乗って俺の実家に向かった

俺の部屋のベッドに寝かせたら

『錦戸の匂いがする…』

目を瞑ったまま言う…きっ…気持ち悪…

『なんかいるもんありますか?』

『プリン…食べたい…』

…子供かっ…




俺はプリンを買いに行く途中

【今日夕方には行くから】とメールして部屋に戻った




ベッドに横たわる横山くんの背中をずーっと見てた

俺はこの世界に入った時からいつもこの人達について来た…

嫌な事もいっぱいあったしこの人達にさえ顔を向けれん日だってあった…

でも何があってもホームで笑って待っててくれる人がいてる心強さ教えてくれたし

俺に何の見返りもなく笑顔を向け続けてくれてたし

俺にとってのこの人の存在が

横山くんにとってのであって欲しいと思ってた

って言うよりそうなんやと思ってた

俺らの背中を押す横山くんはいつも俺らの後ろで俺らに隠れて支えてくれてる

誰よりも前へ前へ進むくせして

みんながこっちを向き始めたら…そっと後ろに隠れて俺らを前に突き放す

なんの得もないのに

時々その無垢で真っ直ぐな仲間愛に痛々しくもなる







2004年08月xx日PM4:38
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信五ヨコ亮ちゃん以外は
もう来てるで♪
気をつけてきてな!




20091214再

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