突然思い出した…

3人が思い出さんうちに捨ててしまわな…




2004年8月



CD発売が決まって今日はみんなでパーティー

久しぶりに9人揃って…

みんなとはしゃぐの笑顔が

あの日の笑顔と重なって…

『ほんなら3人が揃ってCD出せたら4人で堀りだそう!』

卒業式に向けて切ったら失敗したらしい黒い前髪が申し訳なさ気に揺れてる

人差し指を立てて目を見開いてものすごくいい事を思いついたかの様にが叫んだ

卒業式の前の日俺達はお互いに手紙を書きあって学校に埋めた

それを掘り出す日を考えていた

また微妙な事言うなー…

3人揃ってじゃないかもしれへんしこのまま出す事ないかもしれへん…

近いような遠いようなその日があんまり現実的でなくて…

『あんな約束もう覚えとらへんやろ…』

みんなが寝てからこっそり部屋を出て学校へ向かった

なんであんな事したんやろ…青い自分が嫌になるわ…









深夜の学校はあの頃の活気が嘘みたいに

弧を描く白球と金属音も

聞き飽きた吹奏楽の音色も

俺達をしばりつけたチャイムも聞こえてこーへん

あれ?

『…?』

『すっすばるっ!びっくりしたぁー…』

『何してんねん…』

は覚えててんや…

『すばるもしかして先に処分しようとか思って来てんやろ?』

バッバレた…

『思ってへんわ…誰も覚えてへんやろーから…俺が掘り出したろうと思って』

『ホンマかー?ほんなら一緒やなー掘り出したらなかわいそうやもんなぁ…写真も入ってるし…誰かが気付いたらえらいこっちゃー…『うわぁー関ジャニがむちゃ寒い事かいとるー』って大騒ぎや!』

『寒い事なんて書いてへんわ!』

…つもりや…はっきり覚えてないけどとにかく誰にも特にには見せれん事書いたんは確かや…

どこに埋めたか記憶が曖昧で結構時間がかかって…







『あっ!あった!』

うわぁー…そやそや!確かこんな箱やったわ!

は箱の中から12枚の封筒を出して名前を確認してる…

その中の1枚をヒラヒラさせながら

『なーすばる?これ…すばるから私宛のん見せてーや』

ニタっと笑ってる…

『アカン!アカン!アカン!アカン!』

『でもそのつもりで書いたんやんか!この際ヨコと信五のは処分してもーてお互いのだけ見せっこしよ?』

ヨコとヒナのん処分…それはお前がしたい事やろ?

『アカン!絶対にアカン!』

『なーんやおもんない…ほな…はい、これとこれとーこれっ…』

『おぉ…』

懐かしいなー…

横山様…

村上様…

ヨコへ…

あれ?

…ヨコ宛が二つある…あーこれヒナからヨコへのんや…

って事は…を見たら…1つの封筒を開けて中を見てた…

『おっおいっこら!見たーアカンって!!!』

手紙を取り返そうとに近づいたら…

初めは逃げながら一生懸命手紙を読んでたのに…

突然動きがゆっくりになって…とまって…

その行動につい手紙をとり返す事を忘れてしまってて…

『…え?』

え?何?

俺…何て書いたっけ…?

そ…そや…忘れてた…

『返せって!』

『ごめん…』

の顔がものすごく曇ったかと思ったら

『なーんや…ホンマやったんや…』

手紙を封筒に戻して返してきた

『なんやねん…お前気付いてたんかいな』

『ううん…私はちゃうって言ってたんやけどがよー言うとった…すばるはの事が好きやでーって』

『あーーめちゃ嫌や…』

本気で落ち込むわ…

ばれた事もやけど気付いてなかった事のんがショックやわ…



でもそれ以上に

『えーやん!もう過去の話や!!』



お前のその言葉がどんなに俺を傷つけたか…

4年ってゆー時間が隠した手紙やその場所を忘れてしまった様に

のびた茶色い前髪が君を大人に変えてしまった様に

俺の気持ちまで消えてなくなってしまえば良かったのに

この学校や俺らの間に流れる空気の様に静かにそーっと…

18才の少年の儚い想いの期待に

答える様に

裏切る様に

23才の俺はまだ…

あなたの事が

の事が

好きなんです

20091214再

NEXT