卒業旅行の二日目は意識しすぎたが
不自然なくらい俺に近づけず
いつも以上にすばるとはしゃぐもんやから
すぐにばれて…
『え?ヒナ知ってたん?』
良かったなとの頭を撫でる村上の笑顔には驚きは全くなくて
むしろその笑顔に俺の方が驚いてしまった…
『え?知ってたよ…』
『はぁ?いつからー?』
『そんなん言えんわーがいつからヨコの事好きやったかなんてーなあ??ヌフフフフ』
『えっええやん、もう』
は困ったような顔をして俺を見た…
『だけど4人でずっとおりたいから気つかったりとかせんとってな、な?』
冬の海は風がきつくて…なびく髪を必死に押さえるがそう言うと
次の瞬間それ以上に強い風が俺の心をうちつけた
『当たり前やんけっ誰が二人にするか!』
その冗談交じりの真剣なすばるの顔には笑いだして
つられて笑うすばると走っていってしまったけど
真剣交じりの冗談に俺と村上は顔を見合わせて
もしかして…
そう思ったと同時にヒナが
『あんまり深く考えるな』
そう言ってくれた
それからも4人で行動する事はあったけど
俺らは卒業し仕事に専念し
は短大へ進学したから
確実に4人は形を乱して
それから何か月か後にヒナに年上の彼女ができたのをきっかけに
オフの日にあんまり顔見んようになった…
でもやっぱりそれは自然な事で
俺はに会う日はすばるを誘って…それが自然なのか不自然なのか
己で判断もできんくらいになってて
それは4人で一緒におろうと言ったの為でも
二人にさせるかと言ったすばるの為でもなく
すばるもも失いたくないと言う俺の自己満で
例えばそれが後々傷つく結果になったとしても
あの時の俺が気付くはずもなく
その時それなりに楽しければそれで良くて…
『あれ?は?まだ帰ってへんの?』
『今日村上くんと飲みに行きましたよーほんで、さっき連絡あってちゃん歩けへんくらい酔っ払ってるみたいで…すばるくんが迎えに行ったわーそれよりちょっとこれ見て下さいよ!丸っすよー!』
汚いキッチン…多分がおらんから自分らでご飯作ってんやろ…
『んもーちゃん僕おいて村上くんと飲みに行くなんてヒドイわー!おかげでまっずい晩ご飯!!』
ほなら実家帰れよ…ここん家や!
なーんか変な感じやなー…
なんでここにこいつらが居てて…
はヒナと飲みに行ってて…
風呂に入ろうと思ったら
『横山くんそんな趣味あるんすかー』
先に入ってた大倉が警戒してるし
体ダルイからソファーに横になろうと思ったら
亮が寝とる…
『おいっどけっ…』
『…うっさいなぁ』
な、なんで?
…ビール飲もうかな…
ガシャーン…
『何してんねん?…丸ー!』
『皿われたぁー…』
『あーちゃん大切にしてたやつやのにー!僕知らんからなー!』
『どないしよー…ちゃんに怒られるかもしれへん…』
『あっちょっと横山くん掃除機もって来て下さい!!』
んもぅーーーーーーーーーーー
寝るっ!!!
20091214再